思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『学校』

 
学校生活というのは、髪型をいかにうまく整えられるかに掛かっている。
髪型がキマっていれば、女子にはモテるし、周りの美的感覚も刺激され、「あいつは生意気なんだけどどこか美しいところがあるぞ」と、一目置かれやすい。
人は見た目が9割なのである。
オイラも学生時代にジェルだのワックスだのを買い込むこともあったが、髪をいじりにいじっても志村けんの『いいよなおじさん』のようなジェルべっとりセンター分けになるのが関の山で、髪型は全然キマらなかった。
そんなこんなで学校生活を送り、卒業式は終わった後、特に誰から何もなく、男友達とも特に大した会話もせず、一人で家に帰った。
香ばしい思い出だ。
 
昔もそういう学校もあったが、今こそ学生は坊主ということにすれば「みんな同じでみんな良い」ってことになるのではないか。
髪型を上手くまとめられるオシャレボーイには理解できないと思うが、出る杭が打たれると、出られない杭は楽なのである。
見た目が無個性で中身で勝負、となれば、メガネやぽっちゃりした奴の、遅くまでネットサーフィンしてアニメについての意見交換をしているところとか、食べ物を美味しそうに食べるなどのその人の良さが女子たちに伝わって、やがては好きになり、学び舎は愛で満たされる。また、もちろん髪の毛が既に厳しい状況の奴の、学校帰りに捨て犬にミルクを与えているところなんかもキュンとされるのである。
 
女子にモテれば、卒業式は楽しいものになるはず。
ダサかったオイラには、そんなチャンスは巡ってこなかったが、学生の人たちにはクラス全員を丸坊主にしてもらうよう頼み込んで、そのあと、しっかりチャンスを掴んでほしい。