思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『賞味期限』

 

賞味期限切れにはなりたくない。
その恐怖はいつもある。
そもそも賞味期限でなかろうがオイラが旨味のある人物でない可能性が高いが、それならせめて腐ることによって美味しさが出る納豆のような人間に、オイラはなりたい。

オイラはすでに40歳を超え、体力の衰えを感じ始めている。
人間、歳を取ると、どんどん社会で費やせる能力というのが少なくなっていくので、将来、爺さんになって役に立つことを今のうちに考えたい。
弁護士や経営者なんかはそのまま活躍されるだろうが、腐りたいオイラはもちろんそんな世界とはのつながりは皆無だ。
オイラが一つ、世の中のためになれること。
それは、『治験』だ。
爺さんになった際は、この身を捧げて、他の爺さんたちを救うためのデータとなろう。
この治験メンバーに選ばれるために、一日10kmのジョギングを始めようか、と検討を加速させてはいる。

さて、他の可能性も探りたい。
ただの腐った納豆のオイラが人としての賞味期限を持続させるには、あとはもうアレしかない。
そう、青汁のCMに出ることだ。
まあ、出演時に特に「青汁を飲んで毎日養蜂場で美味しいハチミツ作ってます」のような頑張りエピソードとかは作れなさそうなので、ワンカットと一言セリフをもらえれば御の字だ。
「これを飲んだおかげで毎日調子がいいです」なのか「この一杯で、全身がみなぎります」なのか、その場で青汁を飲めばきっと自然にセリフが出てくるのだろう。その頃にはきっとエキストラに選ばれるのも難関になっているはずだが、もし選ばれたのならどの青汁会社なのか。
その年齢、その場所で青汁を飲んだ瞬間に出る言葉がなんなのか。
その日を楽しみに、毎日、大小各社の青汁を飲んでいきたい。

そんなこんなで、粘ついた感じの納豆なオイラだが、なんせ納豆というのは賞味期限を過ぎても全然美味しく食べられる。
そういう意味も含め、おいらは納豆を目指すべく、これからも文章を粘つかせていたいものだ。