思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『散財』

 

イケイケな自分を、俯瞰的に見ることがある。
それは、オイラが回転ずしで普段食べている120円皿ではなく180円皿を、まるで120円皿のようにバンバン頼んでいるときが、まさにそうである。
相方が何かあって落ち込んでいるときなどにこうすることがあり、そうやって普段注文しないものをドーンと注文して、顔で笑って、心で泣いて、こちらも相方のずーんとした気持ちに合わせようとしているのだ。
結果的に。傍目からは「どんどん頼んじゃいな!」とかイケイケに言っていても、実際は180円皿を見る目は血走っているのだ。さらには、180円皿で寿司が一個しか乗ってないときは歯を食いしばりすぎて下アゴイカれそうになることだろう。マウスピースがを用意しておかねばならない。まったくもって、イケイケな状態は危険だ。

しかし、ちゃんとイケイケ状態も、潜在的にブレーキがかかるようになっている。
180円より高い皿の注文ボタンを押そうとすると、途端に押したくても押せないパントマイムショーが始まる。人差し指で押そうとしても押せず、中指、薬指、すべての指で押せず、その指はテーブルの箸置きから箸を二膳取りだしてきて、両手手箸を持ち、マグロとサーモンを掴み、チャップリンよろしく『寿司のダンス』を繰り広げるのである。

もしさらなる散財をするときは、盆と正月が一緒に来たときだろう。
そうなったら、200円以上の回転寿司の前の準備として、近くにきちんとAEDの装置があることを確認してからにしなければならない。あらかじめ、心臓に電気ショックを与えたいからだ。
その大一番、心臓に一度電気で元気を与えてから、望みたい。