思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『ファミレス』


ファミレスミーティングには、可能性が輝いている。
世界を変えるアイデアは、ファミレスでの井戸端会議から産まれる予感がするのだ。
なぜなら、彼らは、余裕があるからである。
この世知辛い世の中、ファミレスは、気軽に入れるものではない。昭和の時代に生きて稼ぎきったおじいちゃんおばあちゃんや、昼から一食に1000円以上使えるマダムたちが集まって、最近あった身近なことを話している。
しかし、そのように、食うためのことを置いておいて時間が使える熟達した大人たちが世間話から世界話を話せるようになれば、日本の未来は明るい。
『町内会の流しそうめんの置き場がどこがいいか』とか『孫に何を買ったら喜んでもらえるか』という議題に前向きに取り組んできた高齢者たちやマダムたち。その話し合いで得た経験を、食糧問題、少子化の話などに応用してほしい。
そうして、ファミレスはどんどん議論の場になって、テーブルにフリップが常設、押せば「チン」となる店員を呼ぶためのレトロなタイプのベルは、白熱した議論を一段落させるために使われる。
そのうちにファミレス内がその日の議題を用意して、テーブル対抗での議論となり、地域のファミレス対抗でディベート大会が行われ、最終的には昨今失われた地域対抗運動会がファミレス対抗で行われるのである。

これだけのイノベーションが起きた暁には、ファミレス側も交えて一度ミーティングをしてみたい。
まずは、『店員が少なくていそがしいのは理解するが、注文した料理が30分以上来ないときのイライラの解消法』と、『あっちのテーブルの料理のほうが色艶良くね?問題』について、徹底討論を展開したいものである。