思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『メール』

 

メールがいつでも見られる時代というのは、その行為に時間を取られることになる。文章があふれている。
受かっても行くか行かないか微妙な会社の面接の結果がメールで来るときでも、その結果がいつ来るのか分からず、ことあるごとにスマホを見てしまう。
トイレに便座に座り一度見、映画を一時停止にして一度見、コーヒーを一口すすり一度見。さらに外に出れば、信号待ちをしては一度見、電車で座ったら向かいに川崎麻世っぽい人を見て二度見して一度見、野球場でホームランボールを取ろうとして取れなくて一度見したりするのだ。
スマホがいつでも見られるというのは、このような呪いにかかりやすい。
そして、そのバイトの面接が受かったのがわかった途端、急にその態度はかわり、今度は微妙な会社に対して顔を突き合わせて話すことがないのをいいことに、給料や働き方に対しての無茶な要求をメールですることも可能なのである。
メールとは、恐ろしいツールだ。

そして、メールから生まれた怪物が、『迷惑メール』だ。チェーンメールや、詐欺メール、ほぼお金がかからず世界中に何万通でも送ることできてしまう。まあ、すでに現代人の殆どは迷惑メールに慣れている状態だが。
そこで、その迷惑メールの汚名返上を狙って、現代人の中にある一つの悩みとしてある、男女のマッチング問題に一役買ってもらいたい。
お見合い文化がほぼ死滅した世の中、マッチングアプリが台頭しているが、ここでも弱肉強食が蔓延り、スペックが高い男性ばかりに人気が集中、そうでない男性は先程のメール問題と一緒で、料理中砂糖をひとつまみ入れてはマッチングアプリをチェックしてメールが来てないことに失望しまくることになるだろう。
ならば、そこからあぶれた男性にその男性の魅力を一斉送信してカップリングをどんどんしていっていただきたい。いわば、『ぷち迷惑メール』を不特定多数に届けるのだ。
出会いが欲しい男性に青汁宣伝の番組ほどの密着取材をしたものを毎日、メールに添付して一斉送信するのを世の中の当たり前にするのである。

「なんでこの芸能人が結婚してるの!?」と、いうように、世の中は、どんな個性的な見た目や性格でも、そこに好意を持つマニアックな人間はいる。そこを狙うのである。
結果、世の中の結婚率は上昇、子供も生まれ、国力もうなぎのぼりに回復するのである。

その後の男女は実際デートを重ねたあとどちらかが告白して、どちらが告白されたほうが精神的優位に立つかどうかだが、個人的にはどちらでも良い。
なぜならオイラは、結局行き着くところはかかあ天下でしかないと思っているからだ。
女性のために、子供のために、働くことは男にとっては生きがいになる。いまだってオイラは、相方からのLINEを心待ちにして、相方からのLINEがないと禁断症状を起こすような気になるほどなのである。
そう、言ってしまえば、オイラは相方のさじ加減で動いており、オイラを操りに操って、この文章を書かせているとも言えるのである。