思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『感電』


感電させてガイコツを見る方法とレントゲンとでは、どちらの歴史が古いのか。
また、感電してパンチパーマをあてるのと、美容室であてるのとでは、どちらのほうがチリチリが効いているのかも、知りたい。
便利と危険が隣り合わせなのが感電なのである。

ちなみに、昔とある女性芸能人が、結婚を決めた理由に「ビビビときた」と言っていたことがある。オイラはこれも一種の感電ではないか、と思う。
つまり、『感電』は『勘電』でもある、ということだ。
そのことを踏まえて、モテる男は人にビビビと勘違いの電波を起こさせているのではないか。そんな考えが起こった。
ならば、そのメカニズムを解き明かしたい。

おそらく必要なのは、なんといっても蓄電である。
ビビビときだと言うからには、なんらかの電気を送っているはず。なのでまずは電気を溜めるところから始める。
しかし、当然のことながら普通にコンセントに指を入れようものなら、そこに転がるのは、『パンチパーマガイコツ』である。

おそらく、モテる男はナマズを食って少しづつその電力を分けてもらっているのである。
そうして蓄えた電力も、そのナマズのように身体から発して、世の女性を感電させているのだ。
「俺に触れるとケガするぜ」ともなるし、「シビレるぜ」とギリギリのギャンブルをするようになりもする。そうしてるうちに、肘のミゾばかり狙って痺れさせることもできるようになるのだ。
そんな文字通り人をしびれさせる男は、さぞかしモテることだろう。

ただ一つ、このやり方に疑念はある。
さきほどのビビビ婚をした女性だが、結婚は2年しか持たなかった。
つまり、感電状態が切れると、先程の言動からしてただの危ないやつになってしまう。
もし、その感電を長続きさせたいなら、雷様を目指して小太鼓を背中に背負って虎柄のパンツを履いてツノを頭から突き出すことよりも、そのビビビをなんとか低周波治療器ような癒やしの毎日使える電圧に変換する方向が良い。
そう、家庭で必要なのは、外敵をやっつける100万ボルトでなく、家の中を便利にするオール電化なのだ。
そうして、家で安心感の中、ソファで横になって食べるせんべいでどっしりとしている妻は、ある日急にビビビときてパンチパーマになるのである。