思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『ポスト』


ポストが置かれている位置には、なにか裏の意味が隠されているように感じる。
土地の神様みたいなものがその位置が良いとしているのか、あるいはその地域のポストの位置は魔からその街を守る結界となっているのか。
あるいは、ポストの中になにか住んでいる気もする。
ネズミなのか、鳩なのか、もしかしたらそれはその場所の守り神の化身なのかもしれない。
となると、ポストとは、通常配達の他に守り神へのお願いも兼ねているのである。
その守り神へのお願い方法は、おそらく古来より伝わる『真実の口』方式で、投函口の手を入れながら、その叶えたいことを口にするというなものだろう。
それが純粋な願いや困りごとだと聞いてくれ、やましいことだと手が抜けなくなってしまう、という寸法だ。「サンタクロースに会わせてください」「大きくなったらパパと結婚するって言ったの取り消させてください」「コーンスターチ以外で軽い食感を味あわせてください」などというようなピュアな願いはかなえてくれる。
やましい例としては、「マッチングアプリのプロフ写真をメチャ男前に見えるようにして、実際会っても本人とさほど変わりがない、というような加工修正をお願いします」「サービスをせずにちゃんと話しているだけで料金を頂けるお客さんが2連続で続きますように」「勃ちが悪くなったからなんとかしてくれ」
こんなことを願ってると、と抜けないポストの投函口で、途方に暮れることになるだろう。

もしかしたら、実は知らなかったポストの裏機能があるのなら。
全ては、日本を守る結界ということなのだろうか。
そんな、世にも奇妙な物語は、素知らぬ顔であなたの家のそばにあるのかもしれない。