思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『恥』


恥の多い人生であった。
人に聞かれるとバカにされる、からかわれるような、そんなことばかり。
仕事をすぐ辞めてしまうことを筆頭に、ボタンの掛け違えのまま外出したりするような小さなことや、池でボートを漕いでその場で回転したこと、いつだって半額シールを貼るのを待っていたり、生きている限り、恥をかかないことはない。
ただ、恥の心とは、自分の中にある。
こう思われるだろうなあ、からかわれるだろうなあ、という予測をしなければ、別に恥ずかしくない。
地球上で一人だったら別にフルチンで外でアイス食ってても何の問題もないのだ。
他人と社会を形成していくからこそ、恥ずかしいのである。

さて、では恥に対して「気にしなければ良い」ということがまことしやかに言われる昨今ではあるが、それができれば苦労はしない。

果たして、恥の中でも日常的なさきほどのボタンの掛け違いや、トイレの流し忘れなどのそそっかしい失敗による恥はどのような対策を施せば良いのか。

答えは、『ちょび髭』である。
かの有名なチャーリー・チャップリンがあなたの味方となる。
例えば、ちょび髭をしていれば、会議でオナラをこいてしまっても、鼻くそをほじってるのを見られても、その後慌てたように身を正せば、そのちょび髭の効果により『紳士感』を演出できる。からかおう、という気が置きづらいのだ。
それは、人々の潜在意識に喜劇王が浸透しているからである。
後ろ指をさされないということであれば、恥を恐れることなく、も積極的に行動できる。メガネをコンタクトに変えるより、本当の自分をデビューさせるのとができるのだ。

ステッキや帽子も身につけていき、パントマイムもできていくと、より恥は消えていくことだろう。
そして、シャイなみなさんも安心していただきたい。
チャップリン無声映画の俳優であり、全て声はない。
なにか恥ずかしい行動してしまったときも、頭をリズム良く下げるだけで、いわばチャップリンらしさが高まれば高まるほど、許される可能性が眠っているのだ。
恥が多い人生と考えるより、チャップリン的行為が多い人生と捉えるほうが楽しいのではないだろうか。