思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『逡巡』


逡巡をしなかった日などない。
そう言えるくらい、いつでも逡巡する課題はやってくる。
先日、ハムカツを買ったのだが、これにも逡巡はある。

前回別のスーパーでハムカツを見て、美味そうだな、食べたいな、という気持ちが生まれ、財布との相談の結果購入を見送ったことがあり、その後、買わなかったことの後悔がやってきたのだ。
それがあって、今回ハムカツを見たときに、「買いたい!」という強い気持ちは生まれたが、それとともに逡巡も、双子の弟のように若干のタイムラグで生まれでたのだ。
他にも、パントマイム教室に連絡して扉の前まで来て行けない連絡をしたり、三席分くらい離れて立っているおばあさんに席を譲るかどうかしてるうちに別の席が空いて座られたり、逡巡というのは日常である。

しかし反面、オイラは逡巡などせず、イケイケでやってきたことがある。
それは、『人生を変える可能性があるものを買うこと』である。
バイトを探している状態で買った13万するアコースティックギターや、ハマった行けば十万単位で金が飛んでいく一眼レフ、狭い家なのにためらいなく購入したエアーバイクもある。
これは、生きがいのないオイラにとってやらなくてはならないことであり、買わない選択肢を考えると、やらないままで可能性を閉じることができないので、イケイケゴーゴーだったのである。
そして、40歳を過ぎた今もこのスタイルは変えていない。未だに生きがいは見つかっていないのである。

イケイケゴーゴーも逡巡も勝率は、悪い。
おそらくイケイケゴーゴーと逡巡は表裏一体、どちらかがうまくいけばもう片方もうまくいくはずだ。
一度目のハムカツを買える男に、オイラは、なる。