思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『憑りつかれ』


たまに、有名人がSNS上で取り憑かれているように思えることがある。乗っ取られたのではない。
実際は、取り憑かれて絶対に思ってもいない罵詈雑言を書き込んでしまうのだ。
その時の表情こそネット上にアップされないが、舌なめずりくらいはしていることだろう。
有名人ではなくとも、何かに取り憑かれるのは勘弁願いたい。

しかし、ステージなどでは良いふうな取り憑きも披露されている。
コロッケ氏やロバート秋山氏を始めとしたモノマネ芸人や憑依芸人たちだ。
彼らは、モノマネ対象の一部を体内に取り憑かせ、協力して笑いを提供していると言える。ご褒美である油揚げ交渉がうまいのか、油揚げ料理のようなものでその霊体の胃袋を掴んでいるのか。
至極の芸に、取り憑かれアリ、である。

しかし、取り憑かれもうまく行かないと、大変なことも巻き起こる。
人間の身体には実は自分にはわかっていない可能性があり、取り憑かれることでそのポテンシャルが開花することもある。
火事場のクソ力などは、日常ではあり得ない筋力が使われて、その名の通り火事現場でガレキの山を押しのけたり、とんでもない速さで走ることがてきるのであり、これは一種の取り憑かれである可能性が高い。
だが、同じく取り憑かれることでカレーが5倍食べられる様になった時、これは危ない。
なんだが、私が私じゃないみたい、今日の昼は食べ放題にすればよかった、と思ったのもつかの間、当然ウンコも5倍になり、胃腸までは実はポテンシャルがあって耐えられたとして、ポテンシャルのない肛門にはすべてのしかかる。全て出しきったあと、決壊した肛門ダムが出来上がっており、パチンコ編のカイジのハネモノのようにもうもとに戻ることはない。便器もポテンシャル不足で、5倍ウンコは流れない。
悲喜劇になるのである。

そもそも、取り憑く方はなぜ取り憑くのかというと、その人がうらめしいと、取り憑くのだろう。
さきほどのモノマネ芸人は、その輝きに対する嫉妬のうらめしさにより憑依させている。
そういった意味で、一般の人々は取り憑かれることはそうそうないだろう。

ただ、もしかしたらあんまり人生の輝かしさがわかってないカメレオンとか注目されるのはもううんざりなパンダなどは、乗り移っちゃうかもしれない。

その時どうなるかは、乗り移ったモノによるのでどうなるかはわからない。
とりあえず、食べ過ぎとウンコに気をつけて。