思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『ガリガリ君』


夏の心の安定剤ナンバーワンは、ガリガリ君である。
値段が圧倒的に安く、気軽に食べることができるアイスは、もうガリガリ君をおいて、この世にはない。
そして、味は知っての通り、爽やか極まりなく、何も食べたくない手術前のナーバスなご老人の喉も通ってしまうような類まれなる食べ物としてアイスけーその中に横たわっている。
あのパッケージに描かれてる、裏山で虫を取ってそうな坊主の子どもは、優等生なのだ。

しかしこの世の中、一極集中というのは、問題にもなっている。
東京が一極集中すれば、地方が過疎化し結果的に国力の衰退につながるし、携帯電話も大手だけだと、内々で密談しているのか、いつまでも値段が下がらない。
こういったことは、なるべく避けたい。

なので、このガリガリ君一極集中も、なんとか打破せねばならない、社会の課題になりうる。
そこで対抗商品として提案したいのが、『煮こごり君』だ。
そもそも、すでにアイスでは絶対王者ガリガリ君に対して、アイスをぶつけるのは得策ではない。別ジャンル、しかもかなり離れたところからそのライバルとなりうる夏の定番商品を売り込みたい。
煮こごりのあの冷やされた口当たり、魚や肉の風味を人々に涼しさをお届けする。
パッケージは、魚などに詳しい某人物をモチーフとした感じに仕上げることで、体力系のガリガリ君ではない物知り系の煮こごり君として、顧客にバリエーションを増やす。
果たして、夏の気軽に食べられるものとしてのパイをどれだけ奪えるのか。
それは、新商品の煮こごり具合にかかっている。

誰もがガリガリ君のような少年時代であった訳では無いが、夏が来ればあの坊主で頬の幅が横長な少年を思い出す。
しかし、時代は移り変わっていくもの。
新しい少年像として、テレビタレントのさかな某のような、元気な知的系が、今もっとも適している少年像なのかもしれない。