あの時は砂を噛むような思いをしていますね。
営業の仕事をやってみていたとき。
煙を吸い込む機械を売る仕事をしてました。
中途入社で周りもそれなりに歓迎してくれていて。
初めは期待もされたんですが、どうにも、モノを売るのが得意じゃなかったですね〜。
やっぱり、業務用の嫌煙機なんか誰が買うんだ感が身体から噴き出していたんでしょうかね。
まあ、売れない。何ヶ月も。
1年弱職場に居ましたけど、売れたのは機械の備品2つだけ。
会社は長い目で見てくれたんですが、そのうち自分が給料泥棒なんじゃないのか、と悩んじゃってね。
最後の方は砂を噛むような毎日でしたね。
会社行っても、何をやっていいかわからない状態。
ただ、仕事を辞めたときには。
『フラストレーションからの解放。』
『カタルシスの爆発。』
「うおーーーーー!やめたぞーーーー!!!!正社員がなんぼのもんじゃい!!」
・・・実際、短い間でしたが正社員でいいこともありましたよ。
なんかよくわからないけど世間の目を気にせず、誇りに思うこともあったり。
でも、向き不向きではあるけど、正社員でいた時は本当に砂を噛むような日々でした。(二回目)
まあ、やめた後にその日々が変わったか?と問いただされると、結局別種の小麦粉かなんか噛むような日々ではあったんですけどね。
それから何度も仕事を変えて、今は契約社員の形態で働いてます。
適度に責任があり、充実感もあり、プレッシャーは龍角散ののど飴ほどの大きさ。
今が一番生きててリラックス出来てるねえ。
仕事が続いて、相方もいて。
これから先、こんなに気楽に生きれるかはわからないけど、人生の中でリラックスってのもできるんだな、と30代も終わりに近づいてやっと感じられたよ。
辛く意味のないような日々を送ってきた気がするけど、自分のできるだけで足掻けば道は開かれるもんだなあ。
思い込み力で、なんとかここまで持ってきたなあ。
これからの人生は『楽しい思い込み』がテーマだね。
p.s.砂を噛むよう、ってのも味わい方。悔しい、つまらない、と認識してさらに、そこから盛り返そう、って気持ちを沸き起こしてみるのも一興だよね。