一応、地元に帰るとですね、顔が揃うんですがね。
学生時代の友達が。
5、6人くらいで。
そして飲みの席になると、いっつもオイラのある過去の話をいじられるっていうのはありますね。
「これ、一生言われるんだろうなあ・・・」と思って、昔の自分の愚かさを受け入れてはいるんですが。
それで、その集まりですが、メンバーが多い時は話せるけど、一対一だと話が詰まっちゃうことってありません?
6人くらいになると、学生時代の友達でもこの人とは話が合うけどこの人とはそうでもないな、と。
さらにはもう結婚していたり、子どもが大きくなっているのもいれば、親と一緒にいる独り身もいたり。
少し前にオイラととある一戸建て持ちの友達が帰る方向が同じになったので二人になりましてね。
無いんですよ、共通の話題が。
多趣味な彼ですから、俺もなにかやってたらもう少しマシだったんでしょうけど。
共通項がないんすよね。
加えて、財産性のないオイラの気持ちはちんまりしてしまいましてね。
そこでできることと言ったら、自虐的なエピソードトークだったろうか。
その時はなんか、その時はそれっぽく振る舞ったつもりですが、どうにもぎこちなさが出ていたような気がしますよ・・・
それでもたまに帰る地元だから、みんな優しいんですよ。
居酒屋のお刺身1、2枚多めにくれるし。
カラオケ行くにしても、なぜか奢ってくれるし。
タクシー代も出してくれたりね。
オイラも「良いよ良いよ」なんつうんだけども、どうしてもという感じがしてね。
ああ、でもそれはこっちの性格と金銭面のことを知られているからか、と思ったりて。
とにかく、みんなには感謝感謝。
とにもかくにも顔が揃った時は、こうやって金のない殿様の気分で楽しんで終わることが多い。
オイラはいつも帰りの飛行機で「この借りはいつか、競馬か競輪でで儲けたら3次会まで奢ってやるぜ!(仕事で稼げない?)」と無駄に心に息巻いているのです。
p.s.顔が揃うのは、「また会えて嬉しい。」がたくさんあって、それが輪をかけて嬉しいことだね。
顔が揃ううちは、できるだけ揃えたいものです。