※大喜利元ネタ
■荒武者キートン(1923)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、21本目。
以下、ネタバレ備忘録。
マッケイ家のウィリーが仲が悪いキャンフィールド家の人々に殺されかけながらも、その末っ子と結婚してしまう話。
まず、フリとして両家の仲の悪さを描くのは「なるほど」と思わされて。
あれがないと、なんでそんなにまでしてウィリーを殺さなくちゃいけないかわからないもんね。
偶然にも知り合ったいい感じの娘が誘ってくれた食事の先がキャンフィールド家。
客人を殺さない、というキャンフィールド家の当主が決めたことから、家の中では何もされないが、家を一歩出ると鉄砲乱射してくるところが面白い。法も何もあったもんじゃない。
バカボンの目玉のおまわりさん並み。
物音にビビりつつも、なんとか殺されないように画策するウィリー。
娘の服を借りて、家から飛び出したりして。
そこからは、キートン得意のアクション。
崖のシーンで縄を使って二転三転するところを見事に魅せてくれるのはすごいよね。
ウィリーを救うために娘が船を出し、そんな娘が船から落ちてしまいもう少しで滝に落ちてしまう娘を救うために、ウィリーがアクロバティック救出を敢行する。
どちらも、愛のために救おうとする気持ちが、目を離させないよね。
それと、時代背景的に面白かったのは前半にでてきた、木でできたように見えるレールの上に乗っている列車の上に座っているトランペットを持ったじいさんと、列車の下でずっと走っている犬なんかは、この時代のもんなのかな、と。
でもトランペットで何か知らせるにしても、寝てんだもん、じいさん。
犬も、体力的に大丈夫?なんて思ったりもしつつ。
最後はウィリーと娘が結婚。
足にまで銃を隠していたりしてね。
そりゃそうだよなあ、いわば敵の娘と結婚するんだもん。
それにしても、なぜウィリーの家が爆破されたのかが、よくわからない・・・
製作国
アメリカ
監督
ジャック・ブライストン
出演
ナタリー・タルマッジ