思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

稀代の悪女が見せたギリギリのやさしさとは?【映画大喜利1000本ノック】

映画大喜利

 

 

Q.

 
稀代の悪女が見せたギリギリのやさしさはとは?
 
 

 

 

 

A.

 

人を殺めた数だけ、木を植えています。

 

 

 

 
 
 
 

大喜利元ネタ

 
 
レベッカ(1940)
 
 
 
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、33本目。
以下、ネタバレ備忘録。
 
 
大金持ちの男性マキシムと結婚をした女性が、前妻レベッカの影につきまとわれる話。
 
きちんと、ミスリードされましたねえ。
 
マキシムがレベッカにまつわる話になると不機嫌になるのは、楽しかった思い出を思い出して悲しくなるからじゃなくて、忌々しく思っていたからだったとはね。
 
だって、使用人とか姉夫婦とか周りのみんなも明るく上品なレベッカ持ち上げてんだもん。
 
ヒロインは、何かとレベッカと比較されて。
どこに行ってもれべの「R」の文字。
 
居場所がなくて、マキシムとも関係が微妙に。
 
そして、マキシムの心のうちの真実がわかった瞬間、「あっ」と驚かせられる。
彼はレベッカを愛していたどころか、憎んでいたからね。
そして見ているこっちが「彼の口からレベッカめ〜、性悪!」と思ってしまうネタがポロリ。
 
マキシムはレベッカの思惑通り、挑発に殴ったりして、その拍子で死んじゃってね。
それを隠していたことが心の重荷になっていて。
その告白の中で、本当にヒロインのことを愛している、ってね。
 
そして、ダンバース夫人。
もう、狂信者だよね。ダンバース夫人のレベッカ推しの強さよ。
好きなアイドルが結婚してもまだ推してるけど、その相手が違う人と幸せになるからって逆上するような女。
 
見事、最後は屋敷に火をつけて自殺。
次の「推し」を見つけに旅立てなかったのかね。
 
途中でヒロインも、ダンバース夫人の言うことなんて聞くから殺されかけたりするんだよなあ。 
仮装しようと迷って相談して決めた対象の肖像画がキャロライン嬢て。
そりゃレベッカでしょうよ。
そんで、ダンバース夫人に部屋の窓開けられて、自殺促されて。
素直に飛ぶとこだったんだよ、あんた。
まあ、この彼女の持つ人を疑いもしないところがマキシムが愛したところだったと思うけれども。
 
ところで、ヒロインには名前がないんだけど、ドラクエ的な楽み方が当時流行ったのかな?
 
オイラは、よくファミコンの主人公の名前に「セイウチ」っていれてたから、それを当てはめるかな。
 
・・・と、嘘もつきたくなるような、目が離せない抜群のサスペンス映画でした。
 
 
製作国
監督
出演
わたし:ジョーン・フォンティン 
マキシム:ローレンス・オリビエ 
ダンバース夫人:ジュディス・アンダーソン