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「これがあれば他に何もいらない!」ランキング1160位を教えてください。【映画大喜利1000本ノック】

映画大喜利

 

 

Q.

 
「これがあれば他に何もいらない!」ランキング1160位を教えてください。
 
 

 

 

 

A.

 

 
・たまごっち

 

 

 

 
 
 
 

大喜利元ネタ

 
 
失われた週末(1945)
 
 
 
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、53本目。
以下、ネタバレ備忘録。
 
女房を質に入れてでもとにかく酒を飲みたいアル中男の話。
 
冒頭から様子のおかしい、主人公ドン・バーナム。兄と旅行に行く、という話だが、そんなことより気になる事があるようだ。
そう、それはお酒だ。
すでにアルコール中毒になっていたバーナムは、一緒に住む兄に見つからないよう、窓の外にウィスキーを隠していた。
 
ここから始まる、この男の酒を求めてさまよう姿は鬼気迫るものがあってね。
酒屋で酒を買い、バーで酒を飲み、くすねた10ドルで酒をひたすら飲みまくる。
 
で、この男は何者かというと、今でいうニート
学生の時に才能があって小説家になろうとしたかど、実はそうでもなかった。
ただ、諦めきれず「オレはまだ本気たしてないだけ⭐︎」と言って酒に逃げて過ごしているんだよね。
なんか、身につまされる話やね。。
 
自分がなりたいものになれないし、酒もやめられない、という苦しみ。
他人事じゃないよ、オイラの隣にある人生だったかもしれないのよ。
オイラは良い感じに力抜けたけど、小説家になれなかったら何にもならない、という気持ちはよくわかる。
何者かになりたいんだよな。
 
そんなこんなで、金を盗んだり、酒そのものを強盗したり、女に金借りたり。
そして、女のアパートから階段を転げ落ちて、病院に行った時、たくさんのアルコール中毒患者をその目で見るんですよね。
 
何かをつぶやいている者、幻覚を見て叫び出す者、それらについて看護師は教えてくれて。
 
それでもその施設抜け出すんですよ。
酒飲みたいから。
 
そんで家帰って、酒飲んでたらネズミがコウモリに食われる幻覚見えてきて、ギャー!
 
暗い未来を見据え、死ぬのを決意。
 
恋人が部屋に入ってきて。
 
もうね、めちゃめちゃ殺させない。
 
酒飲んで飲んで、死ぬよりマシよ、なんつって。
 
本当にもう死ぬよ、打つ手ないよって時にバーのマスターが川に流れてたよ、なんつってタイプライター持ってきて、恋人もこれが暗示よ、なんつって。
ドンも「ようし、書くか」なんつって。
 
それでウィスキーにタバコを入れて、ジ・エンド。
 
なんといつか、クズ男のどうしようもなさをただただ鑑賞させられて、それでも目が離せない作品でしたね。
95%成分がクズ。希望に恋人が諦めないところをちょろっと添えて。
そんな映画、いかがですか。
 
製作国
監督
出演
ドン・バーナム:レイ・ミランド
ヘレン・セント・ジェームズ:ジェーン・ワイマン
ヴィック・バーナム:フィリップ・テリー