※大喜利元ネタ
■フィラデルフィア物語(1940)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、155本目。 以下、ネタバレ備忘録。
『女神』と人から呼ばれるような『完璧』に近く、『完璧』を求める女性が、3人の男の彼女に想いを寄せる男性とのの関わりの中で『人の心』を持ち、彼女自身変化していく話。
なんつってもね、この映画。
かれこれ合わせて十数本ほど見ているケイリー・グラントとジェームズ・スチュアートの共演作品なんですよ。
なんとなくニヤニヤ。
また、女神であるトレイシー役には人気女優のキャサリン・ヘップバーン。
どんなふうな空気感になるのか、少し楽しみでした。
フタを開けてみると、それぞれのキャラクターがそれぞれ生きていて、とても良い。
ケイリーは上流階級のハンサム男。
キャサリンは、その当時のそのままのイメージに近く、キツめだ頭の回転が早そうな美女。
ジェームズは、一見砕けた態度を取るが、内面はまじめなところと人間らしいところが溢れるノッポ。
この3人で詩的で人間的な恋愛劇をしてね。
結婚式前夜の話。
上流階級のお嬢様キャサリンとケイリーは元夫婦。
しかし、ケンカ別れをしていて。
ケイリーは復讐のためにと、スチュアートとその彼女のを連れて、二人に上流階級の結婚式の取材をさせようとキャサリン宅に潜り込ませます。
人間はカンペキではない、弱さを認めなくてはいけない、と以前の夫ケイリーが女神と思われるようなキャサリンに指摘。
おんなじようなことをキャサリンは自分の父からも言われ。
そんなん言われたら、彼女の心にも迷いが生じ。
そんな中、なんだか話の合うキャサリンとスチュアート。
その後のパーティでも二人は少しづつ近づき。
キャサリン自体が過ちを犯してしまって、人は完璧ではないことに気づくことに。
逆に、婚約者は彼女を許せず、二人は別れ。
しかし、式場には沢山の人たちが花嫁姿のキャサリンを待っていて。
スチュアート、ピンチを救うため、「俺、あなたと結婚します!」っていうも、撃沈。
昨日のアレは酔った勢いだったご様子。
そして、ケイリー、キャサリンを助けるようにして、その結婚を自分とするように話を進ませて。
キャサリン、「こんな私でいいの・・・?」
状態。
結局、美味しいところをケイリーが持っていき、二人が改めて結婚するところでジ・エンド。
なにかとセリフが詩的であり、行動に人間味がある、なかなか味わい深い作品でした。
製作国
アメリカ
監督
出演
C・K・デクスター・ヘイヴン:ケイリー・グラント
トレイシー・サマンサ・ロード:キャサリン・ヘップバーン
マコーレイ・"マイク"コナー:ジェームズ・スチュアート