※大喜利元ネタ
■めまい(1958)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、118本目。 以下、ネタバレ備忘録。
高所恐怖症の男が、殺人に関係する騙した女を忘れられず面影のある女性を追いかけ、その正体に迫る話。
なんかね、もう話がこんがらがっちゃってなかなか複雑。
スコティは屋根の上で大捕物なんかやるから落ちそうになって、それを助けようとした仲間が逆に落っこっちゃって。
そんでスコティ、恐怖症。高所の。
そんな状態で、旧友エルスターからある頼み事をされて。
それは、自分の奥さんのマデリンがちょっと精神の状態がおかしいようだから尾行してくれ、ってこと。
しぶしぶ依頼を受けたスコティ。
その女性をレストランで確認すると、もろタイプ。
心奪われた状態に。
そして、尾行が開始され。
なんか花屋やら美術館やら教会やら、わけわからんところに赴き。
それをエルスター報告。
そしたら、エルスターも知ってることを話し出して。
それは、マデリンの先祖の呪われた話。
精神が参って死んでしまった曽祖母の話でした。
さらに尾行は続いて、マデリン、一回橋から川に飛び込んでしまうんですよね。
それを助けるスコティ。
助けて家に運んで。
もう、マデリンのことを愛してますよね。
そんで、なんやかんや愛を確認したところで、もともと病んでいたマデリン、教会の鐘楼から飛び降り。
スコティ、重度の衝撃により、鬱状態で病院へ。
そして復帰をするも、別の女性がマデリンに見えたりして。
そんな中、街で本当に本当のマデリンっぽい女性を見つけます。
スコティ、思わずストーカー行為。
家まで着いていって、戸を叩いて。
そこには、マデリンとは別人の性格をした、マデリンっぽい女性。
それもそのはず、マデリンは演じていただけで、本当の彼女の名前はジュディ。
ただのエレベーターガールが、エルスターの愛人をやっていただけでした。
そうとは知らず、マデリンを追い求めるように、ジュディと関わる、スコティ。
それはエスカレートし、あの頃マデリンが来ていたドレスやスーツなんかをジュディに着せて。
ジュディも、わかっていても言えず。
愛してるからこそスコティの言う通りにします。
しかし、スコティ、ジュディの部屋にあった宝石で、「あ、こいつ、マデリンじゃんか」と確信。
スコティはマデリンの死んだ教会まで行き、ジュディに対し、鐘楼までの階段を登りつつ「オメー、マデリンだろ」と問い詰めて。
ジュディは、エルスターの本当の妻のマデリンを殺すのを手伝うため彼女になりきってスコティに証人になってもらおうとしたことなどを白状しつつ、それでもあなたを愛してる、という風になり。
スコティも少し悩むようなそぶりがありつつ。
その時、見回りに来たシスターがドアを開けてスコティがそちらに一瞬気をやると、なぜかジュディが本当に教会の鐘楼から飛び降りて、すぐさまジ・エンド。
・・・ここがわからない。
最後は、本当に呪いのせいであの世に引っ張られてった、ってこと?
もうちょっと余韻とか、今回の殺人についてのエピローグとかは入れられなかったのかね。。
あと、なんか急に途中に入ってるスコティの顔アップでしっちゃかめっちゃかな感じを出してるのは今見てると笑ってしまうよね。
オープニングのグルグルしたのはなんか雰囲気出てるんだけどね。
なんか詰め込みすぎ感を大いに感じる、頭を疲労させたい時には持ってこいの映画でした。
製作国
アメリカ
監督
出演
ジョン・スコティ中ファーガーソン:ジェームズ・スチュアート
マデリン・エルスター/ジュディ・バートン:キム・ノヴァク
マージョリー・ミッジ・ウッド:バーバラ・ベル・ゲデス