※大喜利元ネタ
■ストライキ(1925)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、66本目。
以下、ネタバレ備忘録。
労働者が奮起してストライキをするも、支配層のあれよこれよの圧力にやられてしまう話。
ある時、工場で使う計測器がなくなり、それを報告した労働者の一人。
しかし、管理職の人間たちは「お前が盗んだんだろ」とその男を蔑み馬鹿にして、報告したその男に罪を着せて。
その管理職は地獄でいう鬼の立ち位置。
それにキレたその男は、「咎がなくて死す」といった感じで、工場内でその内容を書いた遺書を残し自死を選び。
それをきっかけに、いままで溜まっていた不満が爆発。
あれよあれよと人は仕事をボイコット。
ストライキに入ります。
工場が止まっても、支配者層は全然余裕。
労働者たちは食うものに困って、家具を手放したりイラつきは募ります。
そして、支配者層はこのストライキを崩しにかかり。
ストライキの中心的存在を懐柔したり、無法者を雇ったり。
ホント、パフェをどこから崩して食べようか、っていう程度の気持ちで団結を崩していきます。
最後はその無法者が放火をしたのを労働者側がしたものとして軍隊が入ってきて。
水を浴びせかけられたり、鞭で打たれたり。
大虐殺で民衆が多数死亡。
多数の死体が映って、「忘れるな!労働者よ!」
と支配者層が何をしたのかを
強調して、ジ・エンド。
こりゃ暴力革命、やむなしだわなあ。
一回リセットして。
でも、結局、立場が入れ替わるだけなのかもだけどさ。
労働者の一人が管理職の立場になれば同じことするのかもだし。
そうできな仕組みがあることが大切なんじゃないのかね?
それにしても、この辺のソ連時代の映画、って本当に虐殺しがちですな。
あと、群衆集まりすぎ、迫力満ちすぎ。
製作国
監督
セルゲイ・M・エンゼンシュタイン
出演
ミハイル・ゴモロフ
マキシム・シュトラウフ