※大喜利元ネタ
■理由なき反抗(1955)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、99本目。
以下、ネタバレ備忘録。
自分の中で納得いかないことが強い少年が、そのエネルギーをうまく操ろうとする話。
警察署でジムが保護者と話しているところから物語は始まり。
そこですでに父親の不甲斐なさに対してやるせなく思うジム。
この話を警察のレイに話して。
何かあったら自分のところに相談に来い、と頼りになる感じ。
同じく警察署に来ていた、ジュディとプレイトー。
この三人を中心にが物語が動いて行きます。
次の日、学校に行くジム。
昨日見かけたジュディに声をかけるも連れない感じ。
それもそのはず、ジュディは不良グループにおり、朝っぱらから通りがったその不良どもと絡み合います。
その日のうちに、不良グループのリーダー格のバズとジムはナイフカスリカスリ対決。
この時、味方はさっきプラネタリウムで初めて話したプレイトーのみ。
警備員のおっちゃんに止められるも、またまたその日の夜に、さらなる対決の誘いが。
家に帰って父親にこの誘いについて相談するも、優柔不断でハッキリしない。
ジムはそのことに苛立ちつつ、約束の場所へ。
そこで執り行われるのは、チキンレース。
崖に落ちるギリギリで車のドアを開け、飛び出る、という度胸だめしだ。
バズはこの時、ジムに、お前のようなやつはすきだぜ、と伝えて。
フェア感溢れるチキンレースとなり、ジュディの合図で二人はアクセルを踏み。
崖があと少し、というところでジムは脱出。
しかし、バズは服が引っ掛かり、そのまま崖下へ落下し、死亡。
みんな、蜘蛛の子を散らすように一旦解散。
ジムも彼女であるジュディもショック状態。
ジムは家に帰り、両親に相談して。
正直にいうことはない、という両親。
正直者でありたい、ジム。
ジムは一人で警察に行くことに。
警察には相談に乗ってくれるはずのレイはおらず。
その後、ジュディと密会。
二人はプレイトーの教えてくれたプレタリウム近くの廃屋へ。
プレイトーもそこへ向かい、また、ジムを逆恨みしているバズの仲間たちも、そこへ向かいます。
ジムとジュディ、それにプレイトー。
この三人が感じたのは、束の間の楽園生活。
そのうちに眠ってしまったプレイトー。
残りの二人はちょっと離れたところで愛を確認。
そんなとき都合悪くバズの仲間たちがプレイトーを取り囲み。
プレイトーは持ってきた銃を抱えながら逃げ惑います。
そして、堪えきれなくなり、発砲。
悪ガキの一人に当たり、さらにビビり逃走。
その頃、ジムとジュディはいちゃついていて。
そのことでプレイトーはキレて。
警察が嗅ぎ付けて、あっという間に包囲。
そして、ジムはプレイトーを説得。
外に出て行こうとするも、プレイトー、興奮。
撃たれて死亡。
ジムはやるせなさに打ちひしがれ、親もその様子を見守るようにし。
そんな雰囲気で、ジ・エンド。
なんだったんでしょうか。やることなすこと上手くいかない。
そんな大人との隔たりを中心とした話の中でも、ジェームズ・ディーンのカッコよさが光る、不良映画の古典のような映画でした。
製作国
アメリカ
監督
出演
ジム・スターク:ジェームズ・ディーン
ジュディ:ナタリー・ウッド
プレイトー:サル・ミネオ