思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『スパイ』

 
スパイに向いているやつはどんな奴だろうか。
目立たない奴か、それとも社交的なやつか。
否、髪をクルクルに巻いている奴である。
それも、キャバ嬢のもみあげ付近の内巻きより、さらにさらにボリュームがある、マリーアントワネットがしてそうなくらいの。
または、カッパカットも可。マヌケさが重要なのである。
 
日常であんな髪型して、鼻水垂らしながら向こうから歩いてこられたら、誰もスパイとは思わない。そんな中で、意外と「コイツも人の役に立とうとしているんだな。誰かの空き時間の有効活用のために爪切り貸せるようにと常に懐に温めておいたりして、コイツなりに一生懸命生きてるんだな」くらいの、少し抜けてるキャラポジでいられることが任務遂行の肝なのである。
あくまで奇抜なのは髪型だけくらいのマヌケさが、人の油断を誘うにはちょうどいいだろう。
 
逆に、スパイに向かない奴はどんなやつか。
それは、ウンコ漏らす奴である。
電車の中では、なおさら。
都内が職場の人は思ったより多くの人数が脱落しているだろう。スパイには自制の精神が肝要だ。
 
少し抜けてる、くらいがちょうどいいのであって、漏らすまで行くと、そのイメージが伴って、重要な話にたどりつく信用をなかなか得られない可能性が高い。
シモのミスは、尾を引きずる。
 
和気藹々が好きで、人と人のつながりを大切にするオイラは、四六時中ふんどしをしめっぱなしのスパイなんぞ絶対やれないしやりたくもない。
ただ、カッパカットだけはやってもいいかな、と思いながら、今日も電車で肛門括約筋を締め続けているのである。