思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『4DX』

 
4DX映画には二日酔い状態で行くべきではない。
オイラは、ビールをしこたま飲んだ次の日に、4DXで一度見て素晴らしいと思った『アバター2』の2回目を鑑賞しに行ったバカ野郎だが、怖れていた当然のように、気持ち悪くなる。頭ガンガン振られるわ、後ろから背中でドンッてされるわ、てんやわんやである。そして、時折香る甘い匂いがまた二日酔いにはたまらない。3Dメガネもかけていたが、途中耐えられなくなり、外しながら見た。
ちなみに、3つ横の席の4DX連動するイスの違うおじいちゃんは、2度席を立っていた。おそらくアバターでいられる時間が2度過ぎたのだろう。
 
なお、この4DXのイスに座って映画を見ると、それに連動して動くので眠ることができない。
これを利用して、全国の校長や市長などのありがたい話は、4DXでやるべきだ、と思っている。
「春の風が吹く新学期になりました…」なんて始まったらサワ〜ッとあの甘い香りを出して、「全校生徒諸君を応援しています!」ってときは背中のピンポイント振動、そして回転型ジャングルジムの話をするときは、イスを揺らすなどしてスペクタクル感を出すことで、学生も眠くならない。仮に話が上手でない校長も楽しんでもらえて、ニッコリできるのである。
成人式に使うのも良い。なんせまだお酒が飲めない年齢が成人になるということで、余計に酔う人も減るだろう。沖縄のヤンキーも、市長の「ありがたい話」をアンコールするに違いない。
 
これから、4DXのような技術は進化していくことだろう。いつの日か、もしこちらが酔って吐いてしまうようなときは、センサーで感知して映画のスクリーン越しにヒロインからその都度『大丈夫?』と気遣いされスーパーの袋を映像で出されるのと同時に前の座席の背中に吐ける場所がオープンする、という4DX的処理をしていただけたらな、と切に願う。