思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『夢』


「夢を持て」とは「目標を持て」ということの、響きのいい言い換えであるわけだが、とりわけ学校教育では夢を持てというのを積極的に使うのは控えめにしてもらいたいものである。なぜなら、みんながきらびやかな夢を追って、みんなが成功したら、社会のインフラを支えるのはゴリラやカラス、はたまた昆虫か、魚介類になってしまうからだ。
もちろん、みんながみんな成功はしないのだが、それはそれで、「夢に敗れる」という敗残者が多数生み出されるかもしれないのだから、「自分にあった目標を持て」と言ってあげたほうが目標が達成できずとも、なにかに敗れることなく「修整」という言葉が使いやすく、現実に沿った、その子の人生ためになる金言になりうるのである。
 
また、到達できないものの言い回しとして「夢のそのまた夢」という言い方をすることがある。
オイラの夢の一つは『プリン風呂に入ること』なのだが、「そのまた夢」の部分は、プリン風呂に入っている状態の夢ということになり、湯船のなかで「味変したいなあ」と大量のしょうゆを追加で風呂の中に入れてかけ混ぜることになるのだが、なんだか到達したくない気もする。
まったく、『夢』という言葉の持つ甘くきらびやかな響きに惑わされずに質実剛健、清貧を美として生きていきたいものであるが、ただ一つ、オイラは鬼太郎は夢子ちゃんがいた時代が一番だと思っている。
やはり、どんなおどろおどろしい世の中にも『夢』は必要である。