思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『ドラマ』

 

テレビでドラマがかかっていると、ついつい楽しんで見てしまう。
つくづく人というのは、物語で感情を動かすのが好きみたいだ。
それにしても、どのドラマでも言えることだが、やっぱり見たい『アレ』がある。
それは、『登場人物の普段の会話』だ。

復讐モノのドラマとして、気持ちを切らさないままで普段ヒロインと飯食いに行ったり、パソコンで笑えるTikTok見たり、ツィッターで気の合うヤツと交流したりして笑顔になったりするときの、そこからまた復讐心に燃え盛るまでの気持ちの切り替えシーンの役者の演技を、ぜひ配信版スピンオフなどで見せてほしい。

もしくは、副音声でいいから、そのドラマの中で、日をまたぐシーンとシーンの間に、「このあとは風呂入ってM−1をアマプラで見て、ひとしきり笑ったあとで、またパソコン使って田中部長の不倫相手の情報調べました」「このあと、ちょっとキャバクラ寄ること考えたけど止めたんだよね」とそういう行動の補完があると、よりドラマに没入していけるのだ。

『日常的非日常』がドラマというものだが、オイラたちの人生がもっともっと、すべての会話シーンがドラマティックなセリフで埋め尽くされていたら、どうだろう。
「君たち、全員退学だ!」「あんたこそ、隠れて賄賂受け取ってるだろ!」「そういうお前は、昨日どこだかの店にバイクで突っ込んてたな!」「待って!好きです!誰か、付き合ってください」「こういうとき、織田信長なら・・・」という感じで。今のYou Tubeが編集でやっている刺激的なセリフの数々のように、ずっとインパクトのある行動やセリフを言い続けてる常識が500年後にはやってくるかもしれない。

そうすれば、今のドラマはどんどんなくなり、ビールを飲みながらパソコンで不倫相手を調べたり、キャバクラへ行きたいという些細なシーンのような、必要のない描写こそが、テレビドラマとして最重要なシーンになる時代も来ることだろう。

そういった新時代は。
人気アニメの映画版が歌手のプロモーションのシーンで埋め尽くされている、という構図のものもすでに世にはあり、すでにそれは始まっているのかもしれない。