思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『石狩鍋』



石狩鍋には、鮭の一番風呂である。

テレビ番組で流れている石狩鍋を見て、すぐにそれを作って食べられる家庭がどれだけあるだろうか。
食材的な意味でも、家族関係的な意味でも。
まず、数ある有象無象の鍋の種類がある中、石狩鍋にしか入ってない『鮭』が家にあるかどうかであるが、これはどんな鮭でも良い。しばらく冷凍してあった安売りの鮭でも、脂の乗った高級な鮭でも、石狩鍋にすればどんなものでも個性が出て美味くなる。

そんな鮭のビフォーアフター効果をはっきりと示してくれるこのエクセレントな石狩鍋
これをいつ食べるかというタイミングについてだが、これは最初に書いた通り、テレビで石狩鍋がこれみよがしに美味そうに映し出されたときである。
映し出されたそのときが勝負であり、すでに切って冷凍してある食材をただ無言で、ただただスピーディに石狩鍋の素と一緒に鍋にぶち込み、煮る。
今までつらつらと書き綴ってきたが、コーナーが終わるまでに食べられる状態に持っていくことがすべてなのだ。
テレビと一緒にそれを食べることにより、どんな食材や調理法でも出来上がった石狩鍋至福のときを運んでくれる。
その方法で食べていないオイラは、今までいわゆる普通に「これ、美味い!」と言ってただけなのである。オイラは、ただただメジャーの世界で高みを目指す大谷くんのように、高みを目指す石狩鍋の食べ方を実践するような人々とともに生きていたいのである。

「そんなすぐに作り始められないよ」という方には、石狩鍋そのものを作って冷凍しておくことならばできそうではないだろうか。
すぐに行動ができなさそうならば、瞬発力のつきそうな反復横跳びのトレーニングなんかもひとまずオススメしたい。

鮭が3切れほど乗ったその白味噌ベースの鍋がテレビに映し出された数分後、レンジの音が街中に鳴り響く。
そんな夢のような突発的石狩鍋生活も近い。