思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『帽子』


いくつになってもヤンチャ感を出せるアイテム、それがキャップ帽である。
野球帽などでつばの部分を後ろに向けてかぶるスタイルは、70代の人にでも街中で見受けられる。
おっさんになっても子供心を失わないための、彼らの魂代わりのものとも言える。
オイラも小さい頃カープの帽子を買ってもらったことがある。しかし、オイラの場合、特に野球もやらなかったのですぐにかぶらなくなってしまった。そんなキャップ帽は世の中にごまんと眠っていることだろう。
おそらく、そんな押入れにあるキャップの最大限に良い使い方は、笠地蔵に笠をかぶせる最後の地蔵に被せてあげることである。
笠が足りなくなった時には、最後の地蔵の頭を温めると同時に、少しヤンチャにしてあげる気持ちを届けてみよう。
あとから家まで持ってきてくれる宝の山を引きずってくるのがハーレーダビッドソンになり、その宝には葉巻やら、クロムハーツやら、チューインガムやらのやんちゃアイテムがメインとなるだろう。さらにはお地蔵様からのお礼の言葉が、ヒップホップの中に組み込まれることだろう。
そんな、見たことのない世界が見られるかもしれない、新しい扉が開かれるかもしれない、そんなアイテム、キャップ帽。
小岩あたりで巨人の帽子を斜めに被って酔っ払って管巻いているじいさんたちは、実はキャップを取れば、横断歩道を毎回手を上げて渡るような真面目な人間に戻るのかもしれない。