思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『固い』

 

固い絆で結ばれた友情を砕いたことはあるだろうか。
オイラは砕いたことはない、ないのだが、いつの間にか周りには友達はいなくなっている。もしかしたらなのだが、お酒の席でなにかやってしまっているのか。覚えていないだけで取っ組み合いのケンカをしてるのかもしれない。まあ、オイラとその人の関係性が、その程度だったのだろう。
つまり、友達を飲み会で失いたくないのであれば、もっと固い絆が必要なのである。

甲子園を目指してともに汗水を流した学生時代、ミュージシャンを目指してて上京するもどちらも金がなく二人でサラダスティックを分け合って食べた、あの日。年齢を重ねおっさんになったオイラには、これから先そうそう起こり得ることではない。
そこで、絆を強める方法として、知り合った瞬間すぐに胸から下げられるロケットにその相手の写真を入れる方法がある。ことあるごとにそのロケットを手に握りしめ、目をつぶってその人のことを考えるのである。名刺などをもらって名前がわかっていたら、「笹岡・・・」と呟いてみるのも良い。
このとき、場合によっては、「ロケットに入れるので写真撮らせてもらってもいいですか」と、真正面から頼んでみよう。それも、相手との距離を縮める可能性がある。
当然、気持ち悪がられたらそこでゲームオーバーであり、積み上げた積み木をすべて崩して撤収しなければならないが、出会った瞬間からゼロ距離になるくらいの友情関係の時短が、今の時代は求められる。
学生時代の友人以外と固い絆を結ぶために乗り越えなければならない壁の、その頂点は見上げても見えない。

そして、首からロケットをジャラジャラと大量にかけている人は、固い絆を求めていることがわかる。そのロケットの中に収められた写真にも、同じく大量のロケットを首から下げた人たちばかりだったりして、もうその人たちだけで村を作れば良い、そして、村の収入源の柱としてロケットを作り続ければ良い。
しかし、それでも友情の絆を結ぶことにあぶれる人もいるだろう。
それなら、何も相手が地球人である必要はない。
宇宙人に向けての友情を、そのロケットを使って結ぶ気持ちを強く持って、目をつぶることをお勧めする。
いつの日か、どこかの星で会えるかもしれない。
飛ばしたロケットがついた先には、やはり首からロケットを下げた宇宙人がそこにはいる。
指と指を合わせてみよう。長年の絆と同等のものが生まれるはずだ。