思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『資格』

 

資格の勉強は、オイラをやんわりと拒絶する。
年齢が上がってくるとともに、なんのために取るのかわからなくなってくるものが多くなる。
しかし、オイラは、そんな中で発行してほしい資格が一つある。
それは、『そんなことを言う資格』だ。
もちろん国家資格としていただきたい。
妻の気持ちをわからず、つい厳しい一言を言ってしまったときにすかさず「あんたにそんなこと言う資格あるのかよ!」と言われたときに、財布にそのカードサイズの証明書を忍ばせておき、それを提示して言った相手の顔がどうなるのか、見てみたい欲があるのだ。
この資格を得るための優秀なスクールでは、みんな『そんなこと』を言うための様々なノウハウを持っている講師陣がおり、資格取得にきめ細やかなサポートをしてくれることだろう。そうして取得したその資格は、国が『そんなこと』を言っていいことの後押しをしてくれる。
ところで、証明書が提出された瞬間、その決めゼリフが宙に浮き、ぐぬぬ、となるが、次はどうなるのだろうか。言った相手は急に用事を思い出しちゃった、なんて言って帰るのだろうか。
ちなみに、もしオイラが「そんなこと」を言うとしたら、「毎回投げてるティッシュ、一回もゴミ箱に入ってないよ」とか「オイラはインコの世話やめたけど、ちゃんとやんなきゃダメだよ」とかだろう。
人を思いやって伝えるつもりだが、国家資格さえあれば、あいても、水戸黄門の印籠を出した時の扱いをしてくれるに違いない。


それをとっても役に立つ資格が医療系に偏っている世の中、こんな風変わりな資格があってもいいのではないか。
仕事をしていなくても、親に仕送りを受けていても、資格さえあれば誇りをもって生きていける。そのとっかかりをこの資格に期待する。