思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『お土産』

 

転職のために通った職業訓練校での話。
先生が転勤になるということで、転勤先に下見に行ったときに買ったお土産を、教室の脇においておくから取っていってくださいと伝えられた。オイラはその日は用事があったので、急ぎ足で帰り、次の日は休むことになったり、土日を挟んだりして、次に登校で教室のおそらくお土産があったであろう場所を見ても、すでに跡形もなくなっていた。
職業訓練校ということもあり、通っている人の年齢もバラバラ、あいさつ程度でしか話すことのない人たちがほとんどで、結局なんのお土産だったかは永遠にわからなくなってしまったのである。
そんな後悔をしてしまうくらい、お土産に関してのどん欲さが、オイラにはある。

その気持ちの底にあるのは、「愛するよりも愛されたいマジで」という信念である。
オイラのことを思って、お菓子を買ってきてくれた、そこに愛を感じるし、それを味覚でも感じたいのだ。知らないお菓子ならなおさらだ。「え!?米と生クリームがマッチすることってあるの!?」みたいな、そんな愛を、受け取りたい。
そして、愛はちょっとしたすれ違いで伝わらなくなる。このときのオイラがそうだ。
先生からの愛を後回しにして、荷物の受け取りのような別のことを優先して帰ってしまったから、結果的に不運が重なり、お土産と出会うことはなかった。まるで、90年代月9ドラマである。

まあ、貰えなかったものは仕方がないと諦めるのも大切だ。
そして、その時荷受けした『鳥獣戯画Tシャツ』は懸賞で当たったものである。
考えようによっては、これもまたオイラに『与えられた愛』であるといえよう。