思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『宣伝』

 

日本映画がエンターテイメントというより、若手タレントのプロモーション活動と言われ始めて四半世紀ほど経つだろうか。
映し出されている役者を売り出したい、アニメ映画だとキャラグッズが売れてほしい、というのは当然だが、ならば、映画館をプロモーションということでタダにして、グッズ売り場をその俳優やアニメキャラで充実させる手段も一つの戦略ではないだろうか。
もしかしたら今の十数倍のお客さんが入り、ポップコーンが売れ、そのメインのキャラクターグッズでいま普通にチケット代で稼いでいるより多くのお金を産むかもしれない。

しかし、言っても、『宣伝』である。
「せんでん」のせの字を聞いたら、鎌を持って暴れだすほどに忌み嫌う人も世の中にはいるだろう。どうしたってテレビCMはトイレタイムになることが多いし、宣伝になった瞬間、ぼんやり見ていた感覚にスイッチが入り、俊敏にお茶やお菓子を取りに行く。積極的に見たくはない、どこか嫌われている存在なのだ。
もう、どうせ嫌われるのであれば、金の力で、資格試験の一番難しい答えをCMで叫ばすのである。エガちゃんあたりに。
点数もドーンと50点くらいにして、そのCMを覚えないと試験に合格しないようにしすれば良い。そしてその答えの一部を商品名にしたりして、知名度を上げるのも一つのやり方なのではないだろうか。
運転免許のような地方では必須の資格だと、なおCMを食い入る見てくれることだろう。
まあしかし、今後いくら自動運転に移行していくとはいえ、この方法で免許を取られると事故が起きまくりで世の交通事情は大混乱を来たす。
金の力でエガちゃんに叫ばせるCMをする企業はロードサービスのどこかの会社になることだろう。
「△○会社のソフト素材ぎっしり密集スーパーなめらかクッション、それが答えだー!!」
これが50点で、そのクッションを購入したあとその商品についているタグに書いてある素材の割合も20点問題の答えになるに違いない。

知ってもらいたい、買ってもらいたいからこその金の力。
そう、誰もが知っていて誰もが欲しがるカップヌードルでは、こういったCMはけっして作られないのである。