エアコンが、頭を更に悪くする。
エアコンの清掃をした。これで、今年もカビの匂いを気にすることなく冷房が使える。
しかし、オイラは原因不明の頭痛持ちであり
頭に冷房が当たると、頭の血管に血が巡らなくなるような感覚に陥り、気分がすこぶる悪くなる。ただでさえ歯磨きの際、「あれ、上の前歯磨いたっけ？」が毎日のように起こるのに、これ以上頭に悪影響を及ぼしたくはない。
しかし、エアコンは今の日本ではなくてはならない重要なアイテムだ。使わずに夏は乗り切れない。
しかたなく、やらなければならないことがある。
『風を押し返す帽子をかぶること』だ。
頭にプロペラがついてあるやつである。
最近では、東京オリンピック2020で開会式でパフォーマーが被っていたのが記憶に新しい。
あの帽子のプロペラに回転力を与えて、エアコンの風を押し返し、頭にストレスを与えないことが、この夏の過ごし方として最適である。そのためは電力装置が必要になり、それはもしかしたら20リットルサイズのリュックを超えてしまうかもしれないが、背に腹はかえられない。あるいは、エアコンの風力によってはプロペラのサイズを大きくしなくてはならない。少し、騒音が気になる。
そして、おわかりの通り、この帽子ではなくてタケコプターで代用が効く。もし、手元にこのプロペラ帽子がなかったら、タケコプターを胸に忍ばせておくのもいいのかもしれない。
その際は、タケコプターの飛行機能に気をつけて。
下手したら部屋内をのぼっていった先にあるエアコンの吹出口からの、逃れることのできない凍てつく風にさらされ続けるという、なんとも頭の悪い図を描くことになるのである。
