思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『信号』


信号の点滅に掻き立てられる焦りを手放したい。
そんな気持ちが最近生まれ、最近は信号が点滅したタイミングで走って渡ることをせず、立ち止まるようにしている。
慌てると良いことはない、というシグナルは昔からオイラの中で感じていた。しかし、早く帰って畳でゴロゴロしたあ気持ちは人一倍あるもので、そういう意味で、紳士的対応をしてこなかったのだ。
そう、歩行者用信号機は紳士である。
あの帽子がそれを物語っており、点滅したら行くか行かないか、それでその人が紳士かどうかを問うてたのだ。
点滅していた青信号で渡ろうか迷って止まり信号が赤になったある時、その赤信号のシャンと気をつけした紳士が目に入り、巨人軍でなくても紳士たれ、というメッセージを感じ取って、オイラも思わず同じ気をつけの姿勢を取った。
それからは、点滅したら横断歩道は渡っていないし、同様に車道用の信号機では黄色になっても止まるように心がけている。
それにしても「注意」という意味の信号は進む進まないだけの判断材料としてだけではなく、もう少し地域によってはバリエーションがあっても良いのではないか。
例えば、UFO目撃頻発地帯では青の次は白信号として上空を確認とか、繁華街のピンク信号は今から会いに行くこの前逆ナンしてきた女性の美人局注意とか。
青と赤にはできない、メッセージ性をそこに詰め込めると、もっと危険は減らせるのだ。

そう考えると、普段絶対使う歩行者信号には今こそ振り込め詐欺の注意を思い起こさせるような表示を、青と赤の間に入れなくてはならない。
電話口に数人のコワモテが取り囲んでいるようなシルエットである。
順番としては、紳士が歩いている様の青→コワモテが電話口の周りに取り囲んている黄色→紳士の気をつけの赤、となる。

そうすることでお年寄りたちは、「会社の金使い込んじゃった・・・」のような電話かかってきた時に、その信号のことがチラリと過ぎり、騙されたフリから警察との連携が起こり、悲劇が未然に防げるに違いない。
このような町中での自然な注意喚起は世の役に立つ改革である。

そうして振り込め詐欺が世の中からなくなり、その分だけ紳士的な人間がこの世に増えるのである。