思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『謎』


うちの飼い犬を見てると「わからんなあ」と思うことはしばしばある。
今まで吠えて噛みついて遊びたがってると思ってたらすぐ寝るし、散歩という言葉を発すると行きたがるので、外に連れていくと、50mもしたところで足を踏ん張らせて歩かなくなり、帰りたがるのである。
オイラのような始めて犬を飼うものとしては、その行動原理は謎が多い。

そして、もっと謎がある。
うちのマンションのエレベーターが、呼ぶボタンを押す前に今いる階まで来ることがあるのだ。
扉が開いても、誰も乗っていない。
さらには、そのエレベーターはボタンを間違って押したときにキャンセルの効かないタイプなので、ダメ元で間違って押した階を何度か押してみてもその階のボタンの点灯は消えない。しかし、その階を通り越して目的のところまで運んでくれるのだ。

いったい、どうなっているのか。
謎である。
ペット可のマンションだから、気まぐれなペットのようなエレベータなのだろうか。

そして、もっと謎なのは、公園にあるオブジェやモニュメントである。
球体が何個もくっついていたり、八面体からなにかがポコポコ飛び出していたり。
そもそも「平和のため」「人々とが触れ合う健全な世界のため」「太陽の光を少しでも遮らせるため」など、各々それなりに理由があるはずである。

それが、なぜ謎が謎を呼ぶものになってしまうのか。
それは、しばらく見てるとトイレに行きたくなるから、ということだろう。
じっくり観察して、作者の想いともうちょっとでシンクロしそうになると、必ずと言っていいほどトイレに行きたくなる。
トイレに入って出てくると、その気持ちは水と一緒に流されてしまうのだ。
もちろん、こうなってしまうことについても、理由は謎である。

もう一つ、謎が謎なままなのは、池上彰氏が取り扱わないから、ということもあろう。
彼の説明力は天下一品だ。
政治や経済のことで忙しいだろうが、それらの問題がすべて解決して世の中みんな仲良く平和で平等な世界になったときには、家の近くの公園のオブジェ・モニュメントの謎を解き明かして、説明して欲しい。
謎が解けてスッキリ、何も問題なくトイレに行ってスッキリできる日を、待ちわびている。