思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『確認』


心配性には際限がない。
オイラは、よく家を出るとき、何度も火元水元の確認をしている。玄関から出ていく前にガスコンロをチェックして台所と洗面所の蛇口を確認していても、玄関のドアを開けると一瞬立ち止まり、また靴を脱いでガスコンロ台所洗面所を見直すのだ。
ひどいときは、二、三回これをやる。
もしガスコンロからガスが出ていて、帰ってきたときに相棒の金魚がプカ〜ッと浮いていたら、「相棒がいなくなってしまったら、もう人間ポンプになれない!」と愕然とするだろう。
もっとも、そのときガス漏れでなく火事だった場合は、そのポンプであろうとする気持ちは必要となるだろうが。

確認というのは家庭で、社会で、必須な行為である。
下宿している人のことを思い浮かべていただきたい。
台所へ行って、目の前にラップをかけた食べ物がある場合、「これは僕のマカロニグラタンですか?」と聞かなければ、誰のマカロニグラタンかわからない。
そして、マカロニが見えてなければ、ただのグラタンなのかマカロニグラタンなのかもわからない。
面倒だが、必要なことなのである。
また、仕事をして確認することで一番怖いのは、発注である。
0を一個間違ってしまうだけで、10倍の量の商品が店に届いてしまうのだ。
「これでもか!」ってくらいの確認が必要だ。
それでも、我々が人間である限り、ミスは完全には防ぐことはできない。
10個注文するものを、100個注文してしまうこともある。
それが何だったら、ギリギリなんとかなるのだろうか。

業務用とうがらしである。
激辛カレーや激辛ラーメンなど、辛さをチョイスできる飲食店の食べ物は多い。もし、10個だけ必要だったとうがらしを100個発注してしまったら、辛さの表記の天井を変えてやればよい。
今まで10倍がマックスだったものを、100倍まで頼めるようにしてやるのだ。
そうしたら、激辛愛好者の中で、チャレンジャーも出てくることだろう。
彼に、その確認ミスからの100倍カレーをとくと味わってもらおう。
そうすれば、確認ミスはなかったことになり、確認したのと同義になる。
WIN-WINである。

しかし、100倍とうがらしを食べた人は、店を出た後どうなるのだろうか?死んでしまうのだろうか?今は良くても、3か月後は?1年後は?

意外とそんな心配をよそに、その人は2か月後は激甘愛好家に転身して、その時の100倍とうがらしは中和されるものなのかもしれない。