思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『説教』


説教とは雰囲気をぶち壊すものNo.1である。 
ことさら、入った飲食店で店長がバイトに説教しだしたら、目の前に注文したばかりのカキ氷であったとしても、猛烈にかき込んででも一刻も早くその場を立ち去りたいものだ。
しかし、こういうお店は「お客さん!その食べ方ではなくて、最初は何もかけず、次にシロップをかけて、最後にバーナーであぶってから食べてください!」とこだわりの熱血指導もあったりして。
説教というのは、ある意味で一方的な攻撃である。
受ける方は立場上聞きたくなくても聞くしかない場合も多いし、やはり自分と違う意見を聞いて不快になり、メリットを感じづらい。
そこで、もっといい形で説教を聞いてもらえるような形はないか。

そんなときは、『説教スパーリングセット』があると良い。
説教するほうがヘッドギアをして、される方がグローブを付ける。
する方はスウェーしながら説教、される方はぶん殴って良いことにする。最初から説教されるストレスを発散させながら説教するのだ。
そうすることで、説教される方も一方的にただ説教されるだけじゃなくこちらからも物理的に応戦ができるのでプラスマイナスがゼロとなり、職場なら時給も発生してお得感もでてくる。
される側は「あ、説教が始まりそうだ」としたら、闘争心が出てくるだろう。する方がもし説教スパーリングを回避するなら、闘争心をかきたてずにスパーリングにもならないような穏やかに話す話法を身につけるしかない。
しかし、これも度が過ぎると、すぐに「あれ、これなんか納得行かないな、スパーリングしながらじゃなきゃ聞けないな」となって、ヘッドギアなしでは誰も人の話を聞かなくなっていく。
そうして、このスパーリングがバイト先の店長だけでなく、だんだんと親戚のおじさん、近所のかかりつけ医、そして高名なお寺のお坊さんまでいったら、日本は終わりである。