思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『自己紹介』


何が嫌いかより、何が好きかで自己紹介をしたいものである。
いつも、初めての人と会ったときの自己紹介が困る。
オイラは、ポンコツ野郎であり、特に自己紹介で自分を語れるものはない。
これまでにやってきた仕事、趣味、やめてきたものは多いが、特に自己紹介で話せる内容があるものなどなく、当たり障りのない「映画」「読書」などを言っておくのだが、これらすら特別リピートしたいというほどのものがないので「これが好き」と言えるものはない。
やっとこさ音楽は何組か好きだと言えるアーティストがいるのだが、「グループ魂」や「POLYSICS」、「マキシマム・ザ・ホルモン」なんてバンド名は、特にフォーマルな場では口が裂けてやっと言える類のものなのである。

自己紹介は、恥ずかしい。思いっきり評価される。
その恥ずかしさ故に、本当に自分の言いたいことを言うことはできない。
もし、本当の自分のことを言葉にできるのだとしたら。
それは、自分の発言をする時にいつでも、昭和後期に多用された「ピー」や「バキューン」などの放送禁止用語対応の音声を被せられる状況になったときだけだ。
「私は実は(ピー)で、(バキューン)(バキューン)で(チュドーン)なのです。だから(ピヨピヨピヨ)をして、(ダダダダダ)なんです。(アーン)フレンドが欲しいときにはぜひご一報ください。自己紹介を終わります」
と、いつでも自分で聞かれたくないことをコントロールできれば、本当の自分の言いたいことを口に出せる。そうすれば、胸を張って、その輪の中で活躍できるはずだ。

さらに、もっとより深く自分を知ってもらいたいという欲が出た時に、必要なのはいつでもどこでも声そのものを異様な低音か高音に変える装置、そして、見た目をモザイクがかかっているに出来る装置があるならば、初めての自己紹介で、自分の性癖はもちろん、(ピロピロピロ)なことや(チチチチーン)なことも最初から伝えられて、その集まりの中で、より自分のことを理解された状態で接してもらえるのかもしれない。