思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『共通点』


「あなた、私と同じ勝負パンツじゃない!」などと、人と人が親しみを覚えるには、共通点が最初の一歩になるものである。
全く知らない相手とは、「同じ月を見ている」くらいの共通点では、何も起きようがない。
同じ多摩出身だったり、御朱印集めという同じ趣味だったり、同じくらいに透明度のある雰囲気だったり。そういうところから、会話が弾むことだろう。
そして、そこから恋に発展させたい。そんなことを一定数の人々は考えることだろう。
若い人であれば、すぐにデートをしたり、ホテルに行ったりと、積極的行動に移りやすい。
しかし、ある程度年齢が上がれば、そうはいかない。昨今のデータで目にするように、男女ともに40代ともなれば、なかなか恋、さらには結婚には発展する可能性が低くなる。
そこに、どんな共通点があれば、その可能性をあがるというのだろうか。

それは、両人の飼い犬の名前が『ケササバルサミコ』という大して意味をもたない言葉のつなぎあわせで付けたということがぴったり一致するくらいの奇跡が起こって初めて0.数%あがるくらいだろう。
あとは、同じ畳屋を挟んで「一つ飛ばしてお隣さん!?」くらいの奇跡が起きれば運命めいてくるのだろうが、実際その畳屋を使っているか否かがその恋の結果に影響する、といったところか。

さらに年齢が上がると、その感性は成熟し、たとえば「尿酸値」がピッタリ同じ、くらいの共通点くらいでないと、運命を感じるのが難しくなる。
あるいは、高齢になると運命を感じるより、同じ病名が共通点になるかもしれない。
相手と同じく飲んでいる薬を口移しで飲む関係になれるかは、あなた次第である。