思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『平凡』


平凡で穏やかな日々、それといきつけの小料理屋の女将の明るい笑顔があれば、他には何もいらない。
そう心の中で思いながら、家庭で邪険に扱われているお父さんたちは多いのではないだろうか。
平凡とは、良いところが弱めに、悪いところが目立つ傾向にある。
「『特別』悪いところがない代わりに、良いところがない」という、罵られたりときに蹴飛ばされたりとないがしろにしつつ、たまのパチンコにすら1万円も勝てない、等価交換がなされていないものなのである。

そんな平凡な日々の中で自分を保つには、やはり先程あげた行きつけの居酒屋のように何かのワンエッセンス、つまりささやかな楽しみがあることが必要だ。

たとえば、家の中で使える小さめのバスケットゴールに1日一回、ダンクする、というのが良いかもしれない。
お金もその小さめのバスケットゴールと、それに付属している当たっても怪我には至らないくらいの柔らかいボールくらいのセット代金くらいのものだ。
これならゴールの高さも自分で決めることができるので、ダンクに事欠くことはない。体力の衰えを感じてても、ダンクという平凡とはかけ離れた行動をとることができる。
さらに、ダンクするときには、「王様の耳はロバの耳」方式で、「小便くらい立ってさせろよ!」「落ちてるのは俺のチン毛とは限らないだろ!」と、人には言えない秘密をバスケットゴールにぶつけても良い。
平凡の中で一つ、スッキリできる。

あと、良い忘れていたが、このバスケットゴールでは自分のMAXの本気のダンクは、できない。
なので、ダンクの際にバスケットゴールふちに決して力を込めず、口から出る言葉だけを1日の内のMAXの叫び声でやるのがマストである。
そうすると当然、下の階にいる妻にその叫びは聞こえることになる。
なので、時折、「君が好きだと叫びたい!」と言いながらダンクをするのが家族円満を続けるコツである。