思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『プロレス』


ザンギエフは、いつだってストⅡ愛好家のオイラの心のなかにいる。
本当にザンギエフのような体格のレスラー、いや、レフェリーでも、はたまた実況者でもそこにいるのなら、プロレス会場に足を運ぶのだが、現実はそうは行かない。
たしかに、プロレスは面白い。
別の格闘技と違って、受けるところがその迫力の肝である。
連発されるチョップやキックを敢えて受けたり、相手がコーナーポストで決めポーズをしてるときに待ってまで受けたり。技がかかるまでのあの『間』、交わすときのあの『間』。言葉少なめ、『間』多めの、体を張ったアクロバティック・コミュニケーションなのである。
しかし、その迫力のある肉体のぶつかり合いがあろうと、なかなか街に来るプロレスに、足がのびづらい。
最高までに鍛え上げられたプロレスラーの皆さんたちなのだが、オイラ個人としては、あるピースがかけているのだ。

それは、古舘伊知郎氏のようなプロレスラーである。
古舘氏の実況が好きなオイラは、彼はプロレス実況で有名になったアナウンサーだったというのは、知っている。
しかし、小さい団体などのプロレス会場には当然、テレビ中継などもなく、実況などはありゃしない。
そこで、プロレスラー自身が、昨今増えた古舘イズム継承者のアナウンサーの如く、古舘風実況をしながら、プロレスをするのである。
リング上でマイクを頭にかけながら「ややや!今、私はまさにプロレス新時代の寵児パワーボムを加えられております!決まったー!!そのままフォールだー!1,2,」と今技を喰らいながらの実況をしてもらえると、初心者のオイラも楽しめるし、なにより、その頑張りを応援したくなる。
それは、まさに一人プロレス実況中継!
人間の限界、まさに肉体と喋りの二つの山脈の2つの頂点を追っているかのようであります!

そのような、試合中自分に起きている変化に対しての実況を生で見てみたい。
さらに言えば、その実況レスラーのヘッドマイクにカメラもつけて、実際に目の前に突進してくる巨魁を、ゲーム系ユーチューバーがゲームをやりながら喋るような感覚でしゃべっているものを見てみたい。
しかしそうなると、結局ジンジャエールでも飲みながら、パソコン越しで家で見ることになりそうである。