思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『シンプル』


焼くだけ、煮るだけ、チンするだけ。
シンプルだからこそ、オイラでもやる気が起きるレトルト食品がこの世にはたくさんある。
手間のかかることに対しては、その場でゾンビのように両手を上げて起き上がるところで止まってしまう。数秒後、そこからもう一度「アア〜ア〜」とゾンビのまま起こした上体をまたソファに戻してしまうのだ。
スマホの契約プランを筆頭に、ファミレスの支払いはPayPayがいいのかSuicaがいいのか、婚活での求める年収は800万くらいでいいのか、情報社会の昨今で複雑なことはいくらでもある。
しなくて良い面倒なことはなるべくしたくないのだ。

しかし、衣服に関しては、ここ十数年でだいぶシンプルになったと思う。
ユニクロの功績である。
履くズボンも、通年ユニクロのウルトラストレッチジーンズでシンプルで良いし、Tシャツも柄が入ってないやつを何着てもいいように感じる。
一昔前の洋服はお店が玉石混交で、自分のセンスで服を買っていたが、周りからはダサいと思われることもしばしば。
ユニクロのおかげでそういった現象はだいぶ世間でおきなくなったが、もう一押しだ。

やはり、さらなるダサ男救済計画として、国からシンプルな『標準服』というのを配給してもらえないだろうか。もう、世の中が複雑怪奇なことばかりなので、洋服は国に決めていただきたい。
もちろん、おしゃれしたい人はすれば良い。
ただ、オイラみたいな服選びにセンスがなく、着れれば何でも良い人間は、国が雇ったコーディネート集団が決めた標準服で良い。
誰が来てもそれなりに似合うものの開発研究はユニクロがもうかなり進めているはずだ。

もちろん、洋服だけじゃなく、仕事、家事、子育て、すべてのことは簡略化しないと、脳のキャパオーバーにより燃え尽き症候群の人間が増え、国が機能しなくなっていく未来も待っている。

たとえば恋愛だったら、シンプルに「目があったらオールオッケー」という、いままでの恋愛弱者の勘違いがそのまま使われても良いかも知れない。そうなることで、やっと日本でも本来目の保護としてもっとされていてもおかしくないサングラスをかける人が増えそうだ。

エンタメも、そうだ。
一例を取ればダンス等も、だんだんやる方も求める方もシンプルになり行き着くところまで行って、残るのはシンプルな高田純次のダンスだけで、すべてのコンテストはそれのみになっていく。
そうして高田純次の持つシンプルさで、全てが高田純次された世界は、果たしてシンプルな世界になっているのだろうか。
楽しみである。