思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『最終回』


我々が、最終回に到達できるのはごく僅かである。
進撃の巨人』や『VIVANT』などの大作クラスでやっとみんなが賞賛を持ってグランドフィナーレを迎えられるが、大半はここまでの地点に達しない。
これは、マンガ、ドラマなどを第1話から見始めて途中でどんどん脱落していくという要素と、作者が亡くなったり、打ち切りになったりする場合があるからであるが、中には特殊な例もある。
そう、みなさんご存知、『HUNTERXHUNTER』だ。
話の風呂敷を広げ過ぎていて素人目に見ても収まる気がしないし、キャラクターも掘り下げていたりして話の進みが遅いのは知ってのとおりだが、皆さん満場一致での一番の不安は、作者が作品より先に最終回を迎えてしまうことだ。
先生は、現在ご病気かと思われるが、「なんか船乗って念能力者同士で小競り合いしていたら、急に現代人では対処しきれないモノがやってきて最終決戦へ」という、「もう一回キメラアント編やるの!?」みたいな放り投げ最終回にならないことを祈っている。

また、そういった物語において最終回だけ見るという『最終回マニア』というのもいるのだろうが、もう一つワンポイントアドバイスを追加したい。

「ドラマの二話目は見ろ」、ということである。
最終回だけ見る人間は、おそらく時間短縮も考えてのその趣味ということなのだろう。
しかし、登場人物も全くわからない状態で最終回だけ見るのはなかなかのエネルギーが必要だ。
家事も仕事もせず、家から一歩も出ないことによってやっとそのエネルギーを確保し最終回までに至ることができるのだ。
それが、その第二話を見ればだいぶそれに割くエネルギーが必要なくなる。
登場人物と話の方向性が見えてくるのだ。これが第一話ではまだまだ見えてこない。
そこが第二話だけでも見ておいたほうが良い理由である。  

物語でなければ、『笑っていいとも!』のようなしっちゃかめっちゃかな最終回が好きである。
バラエティで唯一どうなるのかワクワクする最終回は、『ガキの使いあらへんで!』くらいのものであろうか。
逆に、『はじめてのおつかい』の最終回も興味が深々である。