思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『針』


「蜂におまかせ経絡ダーツ」
いわゆる人体にある『ツボ』に合わせて花粉を置き、蜂を放ち、そのわずかに触れる尻尾の針の刺激で、病を治す方法論である。
かなりスリリングな内容だが、仮に毒性の弱めなミツバチが放たれたとしても、やってみたい人はなかなかいないだろう。
そう、針は一般的に、『怖いもの』なのである。
「針のむしろ」という言葉が落ち着かない感じを表すのも、地獄に針山地獄が用意されているのも、カイジのEカード時のリスクが前進する針なのも、全ては人が針に恐怖するところからだ。
古くはクリのイガイガや、石を研ぎ澄まして先端を尖らせたヤリから始まったこの恐怖感、いかようにか仲良くできないものだろうか。

やはり、サブリミナル効果を使うしかないか。
あの注射針がささるときの恐怖感を拭うのは、並大抵のことではない。
国策として毎日、外国人のエレガントなナースにニンニク注射を打ち「エクセレント!」という感じの吹き出しの画像をユーチューブの全宣伝広告に密かに潜ませることで、世の中の針への印象は変わるのかもしれない。
「この看板、昨日も見たな・・・」「食器スポンジ、引っ掛けるところほつれかかってるな・・・」そんなときにふとした瞬間に思い出されるような、そんなものに変われることを望む。

あるいは、国会議員や弁護士になった暁には、バッジまるまるではなく金色の針が与えられ、それが胸に刺さって輝かしいものになったりするならばこういった問題はクリアされるのである。